レビュー

海外版「ワンダと巨像」こと『Prey for the gods』をプレイしてみて

名作「ワンダと巨像」から影響を受け制作された『Prey for the gods』。

比較的最近のゲームだと「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」に似た印象も受ける。

まだアーリーアクセス段階ではあるが、かなりのクオリティで完成が楽しみである。

というわけで海外版「ワンダと巨像」こと『Prey for the gods』をレビューしていこうと思う。

 

どんなゲーム?

舞台は雪山。

チュートリアルボス含め5体の巨象を倒していくのがメインの流れ。

「ICO」「ワンダと巨像」同様に、物語に関しての語り等は一切なく、時代背景や主人公の正体すら不明だ。

それぞれ考察しながら進めていくのが楽しさの一つかもしれない。

 

冒頭でもお伝えしたが、海外版「ワンダと巨像」と捉えてもらって間違いない。

とは言っても、当方ワンダはプレイした事がなく動画で軽く見た記憶しかない為あしからず。

 

また、本作では体力、スタミナ、満腹度、眠気、体温の概念が存在する。

その為、何も考えずストーリーを進めるのは難しい。

定期的に食事を取り、暖を取り、睡眠を取らなくてはならない。

また、防具などの強化も可能な為、こまめな素材集めも重要となってくる。

 

制作陣が影響を受けたゲーム

・ワンダと巨像
・Deus Ex
・DayZ
・Bloodborne

とあるが、「ワンダと巨像」と「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」感しか当方は感じなかった。

 

ここが面白い

ボス戦

やはり本作はこれが一番の醍醐味だ。

ボスとは言え、激しい攻撃を繰り出してくるわけではなく非常にのっそりとしており、基本的には隙だらけだ。

ボス戦が始まったらまずはそれぞれの倒し方を探す事から始まる。

もちろん殴って倒せるような簡単なゲームではない。

ボスには、身体の各所にボタンのような物がいくつかついており、そこを攻撃することで撃破する事が可能だ。

その為にはボスの身体に張り付く必要があるのだが、素の状態では張り付く事は出来ない。

そこで様々なギミックが登場する。

ギミックを解いた後はひたすらボスの身体に張り付き登り続け、弱点を潰していく。

注意しなくてはいけないのはボスの攻撃だ。

基本的にはそこまで激しい攻撃はないのだが、一撃が非常に重く、下手したら一撃で落ちる事もある。

 

気になる点など

やはりまだまだ開発段階と感じる場面が多々ある。

ボリュームの少なさ

これは、まだ開発段階だからあまり気にしていないが、早期アクセスのうちからガッツリ遊びたいプレイヤーは注意が必要だ。

現在のVerだと、難易度ノーマルの場合5~6時間でクリア出来てしまうボリューム感ではあるが、現在戦う事が出来るボス全てを倒すと、次回予告的な感じで一旦ゲームが終了する。

早く次がやりたいと気になる終わらせ方は早期アクセスだからこそグッドだ。

完成後はせめてメインストーリーだけでも20時間程度遊べるボリューム感で作って欲しい。

ちなみに、クリア後もワールドの散策は可能だ。

 

導線不足

プレイヤーが次に何をすれば良いのかという道しるべが少なすぎるように感じた。

現状、ボスの位置を示す光のみであり、その他は特にない。

MAPに宝のような位置を示す地図を手に入れる事も出来るが説明も全くない為、正直よく分かっていない。

プレイヤーが詰まない為にも、なんとなくでも「ここに進めば良いのかな?」とか「今、何をするべきなのか」を分かりやすくかつ自然な形で提示する必要がある。

ゼル伝BotWではそれが完璧なまでに実現出来ている。

 

操作にもたつきを感じる

恐らくコントローラーでのプレイを想定しており、そこに関しては非常によく出来ていると思う。

しかし、実際プレイしていると川で小さな岩を登れなかったり、ボスへの攻撃ボタンが反応していなかったりと若干のもたつきが見られる。

BotWを比較に出すのは酷かもしれないが、あそこまでの操作感を実現出来れば最高だ。

 

また、現状、ゲーム内でコントローラーの設定を細かにいじる事は出来ない為、4パターン中から自分にあったものを選ぶことが出来る。

当方は、3番目のパターンでプレイしているが、自分にしっくりくるものを選ぶと良い。

 

カバンの容量が少ない

カバンはアップグレード可能だが、正直最終アップグレードまでしてやっと普通と感じるレベルで初期では持てる数に限りがある。

寒さ対策の木材、満腹度の為の食糧、回復アイテム等々を持っていったら一瞬で埋まる。

もう少し余裕を持たせた設計にしても良かったのではと思う。

 

アイテムが消える

カバンの容量が限界の際にアイテムを拾おうとすると、拾うとしたアイテムが地面に落ちる仕様だ。

しかし、その際に、結構な頻度で地面にめりこんでいったのか消えてしまう事が多々発生した。

木材や木の実などがこの現象の対象であり、そこまで重要なアイテムでもなくそこらへんですぐ回収出来る事には出来るがやはり気になる部分ではある。

 

移動が億劫

現状ファストトラベルが実装されておらず、端から端まで歩いて移動しなくてはならない。

車や飛行機など世界観を壊すような便利な物はあるわけもない。

さらに、言えば、舞台が雪山という事もあって、雪の高さがある場所を歩く際は移動速度が非常に遅くなる。

また、高低差もあり、山を登る必要が出てきたりと中々に手間がかかる。

移動の際に一番気になってくる点はやはり外を移動しているだけで体温が下がっていく事だろう。

適切なタイミングでの焚火が必要でこれが結構面倒な印象を受けてしまった。

 

これが楽しさの醍醐味だと言われてしまえばそれまでなのだが、ゼル伝BotWのような移動している間すら楽しいとまでは感じないのが問題なのかもしれない。

そこまで追求出来たら本作は間違いなく化けるだろう。

 

「ゼルダの伝説 BotW」っぽさも感じる

壁などを登るアクションやスタミナゲージのデザイン。

敵や動物を倒したり道中からの素材や食材。

さらに食材は焼く事でより効果が上がる。

様々な場面でそれっぽさを感じる。

無骨なBotWと言ったところだろうか。

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あとがき

不満点の方が多くなってはしまったが、このゲームの面白さは全てボス戦に詰まっている。

これをたったの3人で開発したというのがまた驚きだ。

「ワンダと巨像」が好きならプレイしてみて欲しい。

逆に私はワンダをやっていなかったので、後にプレイしようと思う。

 

完成版が出たら改めてプレイしてみたいと思う。

PlayStationよりトレーラーが出ている事から完成後はPS4などのハードでもリリースされると思われる。

早期アクセスのうちにSteamで購入しておけば3090円で購入出来るので、どのみちやる予定なのであれば買っておいて損はないだろう。

気になった方は是非プレイしてみて欲しい。

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Emu
本業は動画編集マン。 空いた時間はひたすらゲームしています。

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