レビュー

「Horizon Zero Dawn」はゼル伝BotWを超える事が出来るのか?

「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と発売日が近く同じオープンワールドRPGとして発売された本作。

当時はかなり比較され、賛否両論だったが、果たして実際の所どうなのか。

ストーリークリアまでプレイしたのでレビューしていこうと思う。

 

どんなゲーム?

発売日:2017年2月28日

ストーリー

人類の文明が崩壊した1000年後の物語。

機械獣と呼ばれる恐竜を模した機械の化物たちが支配した世界でのオープンワールドRPG。

近い将来地球は機械獣たちにより完全に崩壊すると言われていた。

そんな中、母親の正体を探るべく動き出した主人公アーロイ。

あらわになっていく母親の正体と機械獣たちとの繋がり。

そして彼女は世界を救う鍵となる。

 

似ているゲーム

KILLZONE

同社のゲームとだけあってシステムや雰囲気などはかなり継承されているようだ。

 

ウィッチャー3 ワイルドハント

世界観というか、時代感が似ている。

もっさりと切りつける攻撃もそうだが、MAPなどのメニュー画面等の雰囲気も同様。

 

モンスターハンター

獣というか恐竜に近いモンスターを狩るという点では似ている。

属性や罠などもある為、より似ていると感じる。

 

レビュー

ストーリー

ズバリ言ってしまうが、本作のストーリーには吸い込まれるような魅力はない。

愛着のわきづらい主人公

まず残念な事に主人公に愛着がわきづらいという点だろう。

これは個人的な意見がかなり強い部分はあるが、他のユーザーからも同様の声を聞く事がある為、それなりに関係しているのかもしれない。

なんだったら、主人公の父親が主人公の方が良かったまである。

 

主要キャラは多く個性がない

次の原因として、主要キャラクターが多い点だ。

オープンワールドというその仕様上、仕方のないことなのかもしれないが、急に名前が出てきて話を進められても誰が誰だか分からない。

しかもそれぞれがそれぞれ個性があるように見えてほぼ平坦なので間違いなく少し旅したら顔と名前が一致しない現象に陥る。

また、それぞれがそれぞれ勝手に話を進めている感が強く、あまり話が頭に入ってこない。

オープンワールドに物語性を組み込むのは非常に難しいというのを改めて実感した。

 

内容はそこまで難しくない

1週目ではよく分からない点も多々あったが恐らく2周目にある程度分かるレベルだ。

ウィッチャーシリーズ程難解でとっつきづらいストーリーではないので、その点は評価できる。

が、もう少し分かりやすく噛み砕いても良かったとは思う。

 

世界観

日本語の道標が雰囲気ぶち壊し

これは一体何を思ってこう設定したのか今すぐにでも作者に問いたい。

どう考えても世界観に馴染んでいない。

何度見ても違和感しかなく興ざめである。

 

ゲーム性

メインは弓

この手のゲームには珍しい弓が主要のゲームだ。

一応槍を持っている事には持っているがDPSは圧倒的に弓のほうが高く安全性も高い。

近接格闘での可能性をもう少し広げてほしかった。

また、ウィッチャー同様に近接攻撃は振りが遅く隙だらけだ。

 

スローモーション

本作の主人公は精神統一と呼ばれる世界がスローモーションになるスキルが使える。

動きの早い敵が多い為、この仕様はかなりありがたい。

また、スキルパネルからの取得によりジャンプ中にもスローモーションが可能だ。

一番カッコイイのがスライディングして敵の股下に入り込みスローモーションでの弱点部位の狙い撃ちだが、これは結構難易度高め。

 

ステルスゲーなのかそうじゃないのか

本作はボスを除いてステルスとしての戦いが可能だ。

とは言え、一度だけでも見つかると明らかにそこ連絡届かないだろって箇所まで一瞬で全員に気付かれる。

全員が連絡を取れるネットワークに繋がれた機械獣のような相手ならまだしも山賊でもこの現状が起こるのは納得がいかない。
(警報を鳴らされた場合を除く)

また、石を敵の近くに投げるだけでも全員が警戒態勢に入る。

ステルス部分は面白い部分でもあり、可能性を感じただけに非常に勿体ない。

 

自由に上り下り出来ない壁

絶妙に自由度を下げてしまっている点はこれだろう。

基本的に黄色い取っ手のような物が壁に埋まっているので、そこしか登れない仕様だ。

あのリンクですら岩肌を登れたんだから、吉田沙保里ばりの身体能力の本作の主人公もそれぐらい出来ても良かったのではないだろうか。

 

ライドシステムが微妙

Horizon Zero Dawn™: Complete Edition_20190806175933

序盤ある程度進めると、機械獣に乗れるようになるが、なんというかおまけ要素に過ぎない。

これなら専用の馬を自由に呼び出せた方が良かっただろう。

 

ファストトラベルの回数制限

何故回数制限を設けたのか謎だが、基本すぐに制作出来るので問題はないっちゃない。

回数制限をつけるぐらいなら撤廃するか「レッド・デッド・リデンプション2」のような特定箇所のみに絞るべきだったのではないだろうか。

 

操作性

矢の選択のしづらさ

複数の矢を選択出来る状態だと、クイック選択画面でスティックな方向に倒して選択する必要があり、結構これがストレスになる。

クイック選択中は時がスローになってるでゲームは進行しているので、ストレスなくサクッと変えれるよう何か工夫が欲しかった。

 

フォーカス使用時の感度の遅さ

何故か弄る事の出来ないフォーカス使用時の感度の遅さ。

通常時の半分ぐらいの遅さになる為、テンポが悪くなりがちだ。

 

チュートリアル

操作方法に関しては全く問題ないレベルにチュートリアルがあるので、安心してプレイ出来る。

よく分からないアイテムもあるが、本作はそこまでアイテムや武器の種類も多くない為、その辺は気にならなかった。

 

システム

字幕が表示しきれない事がある

勝手に喋り出すNPCも字幕に表示される本作。

海外ゲームやオープンワールド系ではよくある事なのだが、本作も同様だ。

そして、クエスト受注等のイベント会話でもその字幕が表示されたままでとにかく見づらい。

被るというより、そのまま下の空いたスペースから字幕が始まる為、2行しか表示出来ない仕様により3行目は暗黒の世界へと消えていくのでボイスを最後まで聞かないと分からなくなる。

字幕だけ読んでパッ!パッ!と飛ばす人にとってはこの仕様は鬱陶しくて仕方のないことだろう。

 

ロードの長さ

お世辞にも早いとは言えないロード時間だ。

というよりかなり長い部類に入る。

気になる方はSSDへの換装が必要だろうがそれでもゲーム起動からタイトルまで30秒程かかるようだ。

 

コントローラーの振動同期が素晴らしい

ここまで完璧に違和感なくコントローラーの振動機能を使えるのは本作が初めてかもしれない。

過剰な強バイブもなく違和感を全く感じる事が無かった。

 

コントローラースピーカーでのフォーカス音はいらない

フォーカスと呼ばれる主人公が見に付けているデバイスを使用するとコントローラーのスピーカーから音が鳴る仕様だが正直普通にスピーカーで良かったのでは・・・。

制作陣の遊び心だろう。

 

グラフィック

約15GBというファイルサイズながらも綺麗なほうだろうが、プレイ中に感動するレベルではない。

「あー綺麗だな」ぐらいだ。

本来はもっと輝く太陽と広大な世界を感じる事が出来るとは思うのだが、PS4では表現しきれていない感がある。

もしかしたらPS4 Proでプレイしたらその評価は変わるのかもしれないが残念ながら当方はPS4 Proを持っていないのであしからず。

 

フォトモードが本作の一番の魅力かもしれない

Horizon Zero Dawn™: Complete Edition_20190806175549

当記事にも掲載している画像だが、トップ画を除いて全て本作で撮影したものだ。

そこそこカメラ設定も弄ることが出来、お手軽に綺麗な写真を撮る事が出来るようになっている。

これなら確かにプレイ中よりも綺麗さを感じる事が出来る。

プレイ中とはまた違った高画質な風景を画像に収める事が出来るので、カメラマンとしてこのゲームを楽しむのも一つの手だ。

 

ゼル伝BotWと比較して

どちらをオススメするかと問われれば即答で「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」と答えるだろう。

主な要因として、プレイ面での身軽さ、自由度の高さ、ロード等の快適さが圧倒的にゼル伝BotWに軍配が上がる。

とは言え、決して本作はクソゲーという程でもなく適度に楽しむ事が出来る。

そもそもゼル伝BotWはここ数年で圧倒的にトップレベルな名作なので比較する相手を間違えてしまったとも言える。

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まとめ

オープンワールドあるあるではあるが、恐らく色々な要素を詰め込み過ぎて全てが中途半端になってしまった作品の一つではないだろうか。

かなり辛口なレビューになってしまったが、2に期待が出来る作品だ。

既に開発も進んでおり、色々改善されて1を超える作品になる事を期待したい。

こんな人にオススメ

●ゾイドなどの機械系が好きな人

●同社のKILLZONEの世界観・雰囲気・システムが好きな人

●価格的に手頃なオープンワールドRPGがやりたい

●綺麗なゲーム内写真をたくさん撮りたい

 

ABOUT ME
Emu
本業は動画編集マン。 空いた時間はひたすらゲームしています。

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