皆さんは氷点下20度以下の世界を体験した事があるだろうか。
日本に住んでいる限り、まずないだろう。
(※北海道民を除く。)
今回は、最低気温-100度の氷河期版シムシティ「Frostpunk」をレビューする。
どんなゲーム?
氷点下20度〜100度の世界を生き抜くサバイバルゲーム。
簡単に説明すると、氷河期版シムシティだ。
本作にはストーリーモードとフリーモードの2種類存在する。
ストーリーモードでは最終的な目標が決められており、
初めての方はこちらから始める事をオススメする。
この世界の住民には、主に労働者・技術者・子どもがいる。
それぞれに役割を振りながら進めていく事になる。
希望と不満のゲージがあり、不満が満タンになってしまったら追放されてしまいゲームオーバー
逆に、希望が満タンになってもクリアではなく、しっかりと条件をクリアする必要がある。
さらにエンディングはマルチエンディングを採用しており、条件を完全にクリアした場合と一部だけクリアした場合などで変わってくる。
本作はボリュームじたいはそこまでないものの、
ここが面白い!
気温の概念が良いバランスを作っている
本作は、市民をただただ馬車馬のように働かせれば良いというわけではない。
ここで本作の根幹である気温という概念が大きく関わってくる。
気温が低いと労働者は怪我をしやすく、
なら温めたら良いんじゃ?となるとは思うが、
寒さに応じて快適環境を作ろうとすると石炭が足りなくなったり、
このバランスが非常に難しい。
また、怪我の要素もある為、
とは言え、こちらもただ単に病院を設置すれば良いというわけではない。
気温が低くなると病院などの職場が機能しなくなる。
寒さで怪我人が続出⇔病院機能停止
という最悪な状況に陥る事もある為、常に一定以上の快適温度を保つ必要があるわけだ。
資金ではなく物資
シムシティと大きく違う所は、お金という概念が存在しない。
では、好きなだけ建物が建てられるのかと言えばそうではない。
本作には、石炭・木材・鉄・蒸気核が資材となる。
それらを回収出来る専用の施設を建設して、労働者を雇い、増やしていく。
ただ、最初のうちはそれぞれの資材のバランスが難しく、何かが不足した状態に陥りやすい。
特に石炭不足は寒さにより壊滅の危機となる為、注意が必要だ。
これが本作の難しい所であり面白い所でもある。
法律・秩序
本作には、法律・秩序の要素が存在し、
例えば、「子どもを労働者として働いても良い法律」などがあり、
もちろん内容によっては市民からの不満の声が上がる物も存在するが、後々不満をひっくり返してしまうような制度も存在する為、慎重に選択しよう。
この、法律・秩序はシミュレーションゲームでは珍しい要素であり、これが本作の醍醐味だったりもする。
気になる点
エンドレスモードが完全に飾り
本作で唯一の気になる点がこれ。
シムシティ等でもフリーモード的な物があるとは思うが、本作にもストーリーが無く終わりもない自由にやり続ける事の出来るモードとしてエンドレスモードという物がある。
ただ、それがあまりにも粗末なのだ。
一定の周期で吹雪が来て、吹雪が去ったあとは以下ループだ。
遠征に関しても、吹雪によりリセットされるのだが、全箇所全く同じ場所で全く同じ資源の回収が出来、同じイベントが発生する。
建設出来る種類もそこまで多くは無い為、皆同じような感じになる。
シムシティなどの名作ではこういったフリーモードでは、ずっとではないにしろ、繰り返しプレイしたりと100時間以上遊べたりする。
本作のエンドレスモードを遊びつつ続けるのは10時間が関の山だろう。
もっとユーザーを長く楽しませる工夫が欲しかった。
あとがき
気温という概念が上手く機能している本作。
シミュレーションゲームが好きな人には是非遊んでみて欲しい作品だ。
この手のゲームあるあるだが、最初のうちは覚える事や効率化が難しいが、ストーリーに合わせて一つ一つ条件をクリアしていき
この辺はシムシティと一緒だろう。
頭は対してよくない自分でも何とかストーリーは全クリ出来たので
全ストーリークリアした時の大体のプレイ時間が20時間程度だっ
とはいえまだ上の難易度がある為、いつか挑戦したい。
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