レビュー

今だからこそやりたい「ファイナルファンタジーX」

2001年に初代が発売され、翌年2002年に北米版としてインターナショナル版が発売された。

そして、発売から12年後の2013年にHD Remaster版がPS3で発売、さらに2年後にはPS4版も発売。

そこからさらに3年後にPC版(Steam)が発売され、今年2019年にはNintendo Switch版が発売される程のFFシリーズの中でもトップクラスの名作だ。

私が学生時代に一度プレイし何故か途中で投げてしまった本作だが、14年越しにクリアしたので、これから始めようか悩んでいる人にFF10の魅力をお伝えしたいと思う。

背中を押す一押しになれば幸いだ。

 

どんなゲーム?

RPGを語る上で切っても切り離せないFFシリーズ最高傑作。

大いなる脅威「シン」に立ち向かう少年と少女の切ない物語。

表情の変化などのアニメーションがシリーズ初採用となり、当時にしてはかなりの映像クオリティでファンを魅了した。

ストーリー重視のRPGであり、エンディングは涙なしでは見られない今なお多くのユーザーに愛され続けている名作だ。

今では全世界累計1400万本出荷されている文句なしの名作だ。

 

レビュー

感動のストーリー

本作はストーリー重視のRPGであり、クリアまで7割程ムービーや会話シーンとなるが、ストーリーが面白過ぎて全く苦にならないぐらいだ。

むしろ「早く続きが見たい!」と思うぐらいでレベル上げは二の次になりがちで、ストーリーが邪魔になるという事はまずないだろう。

というかここまでストーリーを推したいのなら他のストーリー推しのRPGもFF10ぐらいの頻度でストーリーを挟んでくれたほうが世界観に入りやすいのでむしろ歓迎だ。

『ストーリー7:ゲーム3』がRPGでの黄金比なのかもしれない。

 

エンディングは文句なしの感動エンディングで、その手前のラスボス戦の会話シーンからグッとくる。

もう20年近く前のゲームだというのにこの歳にしてエンディングで泣いてしまったのだ。

名作は色褪せないという事なのだろう。

是非自らの手で最後までプレイしてみてほしい。

 

作り込まれた分かりやすさ

基本的に一本道となる王道のRPGなので、そもそも普通に進める上で分からなくなって進行先が詰むという事はない。

また、メインストーリーの進行方向には分かりやすく赤矢印がミニマップに表示されており、迷子になりやすいRPGにとってはかなりありがたい仕様だ。

チュートリアルも一つ一つ丁寧に作られている。

 

ただ、「防御のチュートリアルどこかにあったっけ?」というぐらい全く使わず終盤まで進めてしまった私みたいなやつもいる。

気になったのはそこだけだろうか。

ちなみに、防御はプレステコントローラーで言う△ボタンだ。

 

難易度は比較的やさしめ

RPGとしての難易度はやさしめ~普通ぐらいだろう。

ほとんどレベル上げをせずストーリーを追っかけてきたが詰むという状況はなくむしろ適性レベルのように進める事が出来る。

しかし、終盤から急にボスの難易度が上がる為、終盤手前に関しては若干のレベル上げが必要になってくるかもしれない。

とは言え、過剰なレベル上げは必要なく、何なら召喚獣が序盤から強過ぎるので力業でねじ伏せる事も可能だ。

 

また、RPGでは一番必須になる回復系アイテムだが、単価も安くかなり手に入りやすい仕様になっている為、バンバン使っていける。

中盤は気付いたら99個とカンストしており、鬼のように余る。

倒れた味方を復活させることの出来る「フェニックスの尾」もうまい棒感覚で買える為、金銭的な難易度もかなり低めに設定されていると言える。

 

戦略的なバトルが楽しい

本作はレベルを上げて脳筋で叩くというより各モンスターやボスの弱点を掴み適宜キャラクターを入れ替えて戦闘を行うゲーム性だ。

素早い敵にはティーダの様なスピード系のキャラ、硬い敵にはアーロンの様な貫通武器持ちのキャラ、魔法が弱点ならルールーの様な魔法使いなどなど。

それぞれ何かしらに対しての弱点を持っているので、最大7人のパーティーメンバーを適宜入れ替えながら戦いを進めるのが楽しさの一つでもある。

また、入れ替え時のターンロスは発生しないのもストレスがなく評価出来る点だ。

ボス戦に関しても召喚獣や防御をタイミングよく使うなど戦略的に戦う事が想定されている。

 

自由度の高いキャラクター育成

本作はレベルという概念はなくスフィア盤がそれにあたる。

膨大な広さのパネル上でかなり自由にキャラクター育成が楽しめる。

アタッカー特攻にするもよし、魔法特攻もよし、バランスも良しという事だ。

ただ、アドバイスタイプにするのなら上でも書いた通り、特性を生かして弱点を狙う戦い方が主になってくる為、バランス系はあまり活躍しないかもしれない。

 

音楽は流石FFシリーズといったところ

流石FFシリーズと言わんばかりの完成度は本作も同様だ。

どのBGMも良いが「ザナルカンドにて」は何度聴いても鳥肌物だ。

また、ラスボス戦の「Other World」の盛り上がりは脳汁が止まらない。

 

やり込み要素のボリュームがヤバイ

・スフィア盤解放
・隠しボス
・サブクエスト
etc…

多くのやりこみ要素があり、どれもトロコンするには必須の項目ばかりだ。

その中でも、雷平原の雷を200回連続で避けろという誰が設定したのか小一時間問い詰めたい内容のものまで用意されている。

トロコンを目指す場合は覚悟していただきたい。

少なくともPC版にのみ採用されている公式チートを使わない場合はやり込み要素だけでゆうに100時間は超える

ちなみに、メインストーリーだけを追いかけた場合は40時間もあればクリア出来るようになっている。

 

今買うならどれ?

通常版、インターナショナル版、HDリマスター版の複数のVerと様々なプラットフォームで発売されているが、迷う事なくHDリマスター版をオススメする。

プラットフォームに関しては、持っている機種に合わせたら良いと思うが、個人的にPC版がイチオシ。

もし動作するスペックのPCがない場合はPS4版を選ぶと良いだろう。

 

また、通常版・インターナショナル版ではなくHDリマスターを選ぶ理由としてはやはりグラフィックの向上が大きい。

HDリマスター版を見た後だと通常版は映像が潰れているように見えるレベルだ。
(それでも当時はかなり綺麗なほうだった。)

今更PS2の画質でわざわざやる必要もないので、今から始める人はHDリマスター版を買うのが正解だ。

 

さらに、PC版(Steam)のHDリマスター版では、倍速やオートセーブ、エンカウント率の変更などトロコンに向けたレベル上げやサブ要素のためのストレスフリー設定が多く追加されている。

なんなら、公式チート「全アイテム×99」「スフィア盤全取得」「ギルMAX」が用意されている為、戦闘系の実績解除は容易である。

これはSteam版のみの要素となるので、お間違いなく。

PS3・PS4・VitaのHDリマスター版を買っても公式チート等は使えないのであしからず。

 

ちなみにPC版には一つだけデメリットがある。

それは、常に公式チートの誘惑との戦いだ。

公式チートを使っても実績解除は反映される為、つい手が伸びてしまうが、本来の楽しさは9割程落ちてしまうのでしっかり楽しみたい人は注意が必要だ。

使うとしてもメインストーリークリア後をオススメする。

 

今からFF10をやるならこれは絶対抑えて!

もし、今からFF10を始めるという人でトロコンも目指したいという人がいるのなら、必ずこれは逃さないようにしたいという要素が一つある。

ストーリー上のネタバレでも何でもないので言ってしまうが、

 

「アルベド語辞書20巻」を取り忘れないように

 

他にも取り忘れたらもう行けなくなってしまうマップもあるのだが、救済措置として他の場所で拾えるようになっている。

しかし、20巻だけは何故か救済措置もない為、取り逃がしたらまた最初からゲームを始めなくてはいけない。

ステータス引き継ぎもムービースキップもないので、絶対に1周目のうちにゲットしておきたい。

私も取り逃がした一人で頭を抱えている。

というか普通に何も考えず進めていたらほとんどの人が取り逃がすであろう場所に置いてあるので、開発者はとても意地悪だ。

 

場所に関しては、各攻略サイトを参考すると良いだろう。

ちなみに、以下の攻略サイトが個人的に分かりやすいのでオススメだ。

https://www.ff10-hd.com/subevent/albedo.html

あとがき

この間のSteamのサマーセールにてHDリマスター版が安く買えたという事もあり、14年越しのクリアとなった本作だが、元が2001年に開発されたものとは思えない程の完成度を誇っており、正直驚いた。

いくらリマスターされたとは言え、過去のゲームは過去のゲームだと食わず嫌いしている人は本当に勿体ないので、是非一度プレイしてみてほしい。

RPGを語る上で外せない作品である事に間違いない。

ABOUT ME
Emu
本業は動画編集マン。 空いた時間はひたすらゲームしています。

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