レビュー

「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」レビュー

「FINAL FANTASY XII THE ZODIAC AGE」をクリアしたのでレビューしていこうと思う。

 

レビュー

ストーリーは薄い

本作はFFらしい国や騎士の話ではあるのだが、横文字の多さに体が拒絶してしまう。

何て言う国があってそこのトップは誰で、どこの国とどこの国がどういう関係でみたいなTHE・歴史な展開が繰り広げられる。

ストーリー序盤に度々入る界王様が喋りそうなカットも全く頭に入ってこなかった。

しかも序盤のうちに国などの関係を覚えておかないと中盤以降よく分からなくなるので、しっかりと頭に叩き込む必要がある。

 

ストーリーの長さ自体はFF10と大差ないのだが、時間の割に登場人物や国が多く、結果的に横に薄く広い感じになってしまっている。

終わり良ければ総て良しに則っているのか、終盤の早足感は誰しもが感じるだろう。

そして、とりあえず流しとけと言わんばかりのアンジェラ・アキの「Kiss Me Good-Bye」。

曲はめっちゃくちゃ良いがストーリーが追い付いてない為、そこまで感情移入出来なかった。

 

ストーリー重視を求める方にはFF10を全力でオススメする。

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メタ要素は会話イベントに盛り込むタイプ

操作説明など各種説明などのチュートリアル要素は会話イベントに盛り込むタイプを取っている。

FF10同様にチュートリアル要素は会話とは別に盛り込んで欲しかった感は否めない。

ストーリーを活かすにはこれは別にしてほしかった。

 

主人公はバルフレア

本作の主人公は見た目的にもヴァンだと分かるのだが、序盤すぐに味方になるバルフレアのイケメンさに「もしかしてこっちが主人公だったのか・・・?」と錯覚に陥る。

見た目のイケメンさもそうなのだが、中身もイケメンと来た。

さらに本作のヒロインは、王女アーシェだが、このアーシェと一番関わっていくのがこれまたバルフレアとなっており、完全に主人公が交代してしまっているのである。

主人公というのは物語を動かす存在という定義であるとするならば、男性側はバルフレアであり、女性側はアーシェという事になる。

バルフレア自身「この物語の主人公さ」などと豪語しており、まさにそうだなと。

 

しかも、一応本作の主人公はヴァンだという事もあり、バルフレアに関してもうちょっとそこを深く掘り下げてほしいという部分にはセーブがかかっているのか若干の不完全燃焼に終わる。

特にフランとバルフレアの出会い前後の話を知りたいと個人的には思ってしまった。

これはワールド隅々まで探索してクリアしても明かされない謎となっている。

FF12-2を出してバルフレア主人公のストーリーを作っても良かったのでは・・・?

 

キャラ同士の絡みの少なさ

FF10をやった後だと特に強く感じてしまうのだが、本作ではとにかくキャラクター同士の絡みが薄い。

昔からの友達でグループではよく会うけど二人で遊んだことはほとんどないみたいなそんな感じの寄せ集めだ。

正直これ以上もこれ以下のコメントもない。

 

ステータス周りは相変わらずの新規システム採用

FF10ではスフィア盤と呼ばれる全キャラ共通の広大なステータス盤を好きに移動してある程度好みのキャラクターを育成する事が出来た。

本作では、ライセンスと呼ばれるステータスシステムを採用している。

これがまたちょっと厄介で、全12職種ある中で各キャラクターが選択出来るのは2つまでで、職種によって装備できる物や覚えられる魔法も大きく異なる為、完全に役割が分担がされている。

この辺はまさにMMOだろう。

FF10で言う、ティーダ・アーロン・ワッカのような脳筋チームは組みづらくなっているという事だ。

 

さらに、上位の装備を手に入れてもライセンスで該当の箇所をオープンしない限り装備が出来ない上、魔法に関してはオープンしても魔法ショップでの購入やワールド上に隠されている物を入手する必要がある。

前作FF10ではレベルを上げれば上げるだけステータスをガンガン上げていく事が出来た為、正直かなりぬるゲー感はあったが、本作は装備とライセンスでのステータス上昇がメインなので、この辺に調整が入ったといった感じだろう。

そういう意味ではバランスはかなり良いと言える。

 

また、装備の重要度はかなり高めなので、少し苦しく感じ始めたらその時点で買える最強装備に買い替えると良いだろう。

 

戦闘はシームレスバトルでMMOライク

ここは好き嫌いが大きく分かれる場面かもしれないが、これまでのFFシリーズと違い、エンカウントバトル(※)ではない。
(※移動画面から戦闘画面に切り替わるバトルシステムの事)

ただ、このシームレスバトルこそがTHE ZODIAC AGE版の倍速プレイで真価を発揮する。

いちいち戦闘画面に切り替わる必要がない為、ロードを挟まずに移動中に倍速のまま連戦が行える。

これがかなりのテンポ感を生み出し、まさにストレスフリーなレベル上げを行う事が出来る。

 

また、本作ではチェインと呼ばれる、同種族モンスターを連続で倒せば倒す程アイテムのドロップ率が上昇するシステムを採用している為、これともまた相性が良い。

 

ガンビットシステムによるオート戦闘

本作では、ガンビットと呼ばれるマクロ的なものが組めるようになっている。

例えば、敵を見つけたら自動で戦い始めたり、「リーダーの敵を攻撃」で集中的に1体を狙ったり「魔力が高い敵を攻撃」など状態異常攻撃や協力な魔法攻撃を仕掛けてきそうな相手を優先的に叩くことも可能だ。

さらに、「HP●●%以下の味方にケアル」「状態異常の味方にエスナ」などかなり細かく組める為、中盤からは完全オートで消化出来るようになる。

設定をミスると味方を攻撃したり永遠に回復し続けたりしてしまうので、適宜調整は必要とはなるがFF史上最も便利なシステムだと言える。

 

少し厄介だと感じたのが、基本的にリーダー以外は「リーダーの敵を攻撃」をセットする事になると思うのだが、リーダーが何らかの状態異常で攻撃不能や戦闘不能になってしまった場合、リーダーの敵という対象がなくなってしまうので全員攻撃をやめてしまうみたいな泥沼状況が発生してしまうので、リーダー以外にも「目の前の敵を攻撃」を予備でセットしておく必要がある。

必然的に通常攻撃だけでガンビットを2個使う事にはなるが、全部で12個までセット出来、フルで使うのはヒーラー・バッファーや攻撃魔法キャラぐらいなのであまり枠を気にする必要はないだろう。

 

あとがき

システムやゲームバランスはかなり良かったが、何よりもストーリーの薄さやキャラクターの立たせ方が今ひとつだった。

しかし、決して悪い作品ではなかったと思う。

THE ZODIAC AGEでかなり快適にプレイ出来る今だからこそプレイするのはアリだろう。

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Emu
本業は動画編集マン。 空いた時間はひたすらゲームしています。

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