レビュー

「Ancestors: The Humankind Odyssey」は実況者向きの激マゾゲーだ

人気シリーズ「アサシンクリード」の開発者による人類進化アドベンチャーゲーム「Ancestors: The Humankind Odyssey」

好きな実況者が楽しそうにプレイしているの見て面白そうだと思い購入したが、中々に癖のあるゲームだった。

 

Ancestors: The Humankind Odyssey

一言で言ってしまえば、

 

本作は実況者向けの作品だ。

 

普通に遊ぶには平坦過ぎる作品ではあるが、裏を返せば自由な編集で様々な魅せ方の出来る作品だとも言える。

このゲームを一番面白く表現出来ているのはYY氏なのではないだろうか。

ストーリーや決まったミッションもない分、小さな事から話題を膨らませてかつ起点を利かせられる実況者は強い。

また、プレイした身だからこそ分かるのだが、この動画1本が完成するまでにかなりの時間プレイし、その中で見やすいよう面白くなるように大きくカットしているのを見てとれる。

 

本作の購入を検討している方は、実況者が相当な労力をかけてこの面白さが表現出来ているのをまずは理解していただきたい。

つまり、「好きなゲーム実況者さんがやっていて面白そうだから購入します!」という方は注意が必要かもしれない。

 

かなり人を選ぶ作品

「Ancestors」は、想像している以上に進展が少なくほぼ同じ事の繰り返しとなる為、かなり人を選ぶ作品であることは言うまでもない。

MMOやRPGなどで永遠とサブクエストを回していられる人や淡々としたレベル上げやアイテム収拾や実績の解除が好きなプレイヤーには向いているだろう。

逆に、普段からアクションゲームがメインだったり、RPGでもメインストーリーだけを追うタイプの人にとってはかなり退屈な作品になる。

私がこれまで20年以上遊んできたゲームの中で一番の激マゾゲーとして刻まれた。

自分でも驚きなのだが、フロム社の死にゲー作品よりもマゾゲーだと感じてしまった。

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私はどちらかと言えば後者のアクション寄り・ストーリーメイン派の人間ではあるが、某アイドルソシャゲにて400回リセマラを行った忍耐力も持ち合わせている。

そんな私でもギリ耐えられるといった感じだった。

 

ただ、少し期間が空いてしまうとそのまま積んでしまいそうなゲーム性でもある。

このゲームは一気にやれるところまでやってしまうのが良い。

とは言え、あまりの作業感により、長時間プレイするのは中々に疲れるのも事実。

 

チュートリアル要素は皆無

「次何をすれば良いのだろう?」「次どこに行けば良いのだろう?」といった基本的なことに対するチュートリアルは一切ないのが本作だ。

一応簡易なHUDは表示されているが、ヒントはなく押す事の出来るボタンの表示や食事関連のゲージしかない。

アイテム一つ一つから自分で考えて組み合わせ使用したりしていく完全リアル志向なゲーム性がウリの一つである。

現状攻略サイトの整備も整っていない為、自力で進めていく必要がある。

ついつい攻略サイトを見て進めてしまうせっかちさんは注意が必要だ。

 

期待しすぎに注意

多くのプレイヤーは進化し続けたら「あんな事やこんな事ができるのかな?」と期待を胸に膨らましてプレイを進めると思うが、きっと想像しているよりも出来る事はかなり少なく感じるだろう

買ってガッカリしない為にも、これだけはお伝えしておく。
(以下ネタバレの為、伏字)

火を起こすという文化までの進化はない。

本当に少しずつ少しずつ人類への進化を進めていく形になる。

 

本ゲームの魅力はどこにあるのか

なんといってもマイクラのような永遠と続く作業感だろう。

残念ながら終始マイクラのような建設はないのだが、ジャングルから始まる広大な大地で猿となって少しずづの進化を体感しながら生活を送っていくスローライフなゲーム性が魅力だろう。

 

そして、音響周りに関しても文句なしの高音質で、今まさに本当に大自然にいるかのような感覚に陥る。

後ろからの鳥のさえずりについつい振り返ってしまうそんなレベルだ。

環境が許すなら5.1chスピーカー、7.1chスピーカーでのホームシアター環境の中でプレイしたら臨場感・一体感は最高潮だろう。

とは言え、ヘッドホンやイヤホンでも十分な音周りなので安心してほしい。

私は2.1chモニタースピーカーでプレイしたがそれでも感動した。

 

また、設定でHUDも完全にオフにできる為、映像として残すには最高の環境が整っている。

 

PC版での注意

コントローラーへの最適化がされていないのか分からないが、PS4コントローラーを使用するとスティックの感度がエグい。

まさに感度3000倍といった具合になってしまう。

どうやらマウス感度と直結しているらしく、マウス感度を下げたらコントローラー側の感度も下がったのだが、それでも早すぎてゲームにならなかった為、仕方なくマウスとキーボードでプレイした。

PS4コントローラーとの相性が悪かったのか、それともマウス側のソフトウェアの干渉が問題なのかは分からないが、コントローラーで遊ぶ際には注意が必要だ。

『このゲームはコントローラーを使用してプレイすることをお勧めします』という文言が起動画面に出るのだがあれはなんだったのだろうか・・・。

 

現在はPC版のみの配信となっているが、2019年12月中にPS4でのリリースが確定している為、それまで待つのも良いだろう。

PS4版であればPS4コントローラーへの最適化がされているはずなので安心してプレイ出来る。

 

あとがき

とにかく進展が小さく時間のかかるゲームなので、時間的余裕はもちろん、心にも余裕が必要となってくる作品だ。

 

『それでも俺は猿になりてぇんだ!』という方は是非。

ABOUT ME
Emu
本業は動画編集マン。 空いた時間はひたすらゲームしています。

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